粉飾決算について

粉飾決算とは

粉飾決算とは、不正に決算を操作し、利益の水増しや損失・赤字の隠匿等を行うものです。

金融商品取引法(以下「金商法」といいます。)は、証券の発行・流通を公正かつ円滑にし、市場の機能を通じた公正な価格形成等により、経済の発展と投資家の保護を目的としていますが、粉飾決算が行われると、投資家が判断を誤り、損害を受けることになります。
そして、公正な価格形成も阻害され、ひいては市場・国家経済の長期低迷といった事態を招くことになりかねません。

虚偽記載を含んだ有価証券報告書

金商法上、上場会社は有価証券報告書の提出を義務づけられていますが(同法第24条第1項第1号)、粉飾決算による虚偽記載を含んだ有価証券報告書を提出することは、このような開示義務に違反し、投資家の投資判断を誤らせその利益を害するという点で、違法性のある行為です。
そこで、会社、それに関与した役員等及び監査法人等は、金商法の規定または民法上の不法行為責任に基づく損害賠償責任を負うことになります。
株主損害賠償請求訴訟は、有価証券報告書等の虚偽記載により損害を被った株主が、直接、会社、役員等又は監査法人等に対して損害賠償を請求するものです。